【ちょっと不思議話】実家での現象

前回投稿分で

父が他界した時のちょっと不思議話をしたが

今回は祖父が他界した時の話を書こうと思う。

 

1Fは祖父母が住んでおり

2Fは私たち家族の居住スペース

という感じで、父方の祖父母と共に暮らしていた。

 

父が亡くなり数年後に祖父が亡くなり、

祖母は急激に認知症が進んだため施設に入所してもらう事に。

その為、1Fには誰もいない状態となっていた。

 

当時高校生の私は、深夜ネットサーフィンをしたりと

夜更かしを度々していたのだけども

誰もいないはずの1Fからなぜか話し声がする。

 

深夜1時、2時頃になると決まって

誰かが階段を上ってくるような階段の軋む音がする。

自室で寝ていると、天井裏を這いずり回るような音が聞こえたりも

時々あって、今までそんな事なかったのになぜ?と

日々恐怖を感じながらも、『気のせい』と言い聞かせていた。

 

妹にこの話をすると怖がるかな?と思ったけども

それとなく聞いてみたところ、どうやら妹も気にしていたようだ。

気のせいだと思って言わなかったようだが、

私の話を聞いて「やっぱり!聞こえるよね!」となった。

 

そんな話を母にしてみたところ、

天井裏の件に関しては「蛇やイタチが入っているのでは?」

話し声も「家の裏に住んでる人の声が聞こえてるだけじゃない?」と

私の前ではそんな感じで、全然話を聞いてくれていない雰囲気だった。

 

数日後

父の妹(私にとっては叔母)が

訪ねてきたとき母とこそこそ会話をしているのが耳に入ったのだが

どうやら、叔母の家でもあまりよくない事が起きている、と。

 

原因はわからないが、

やはりここでも身近な人間が亡くなり

気持ちが落ち込んでしまったりバタバタしている中で

そういう変な現象を引き寄せてしまっているのだろうか。

 

叔母や母は

「亡くなった祖父の念が強くて、今までは守ってくれていたけども

納骨した後から変な事が色々起こっているから守りがなくなったのかもね。」

なんて話をしていた。

 

そうこうしているうちに落ち着いてきたから

私の中では一時の変な現象という事で収まっているけれど

結局あれはなんだったんだろう。